ニュー・フロンティア計画の一環として2011年8月5日に打ち上げられたNASAの木星探査機ジュノー (Juno) が撮影した木星の映像がとんでもなく凄い。
ジュノーが撮影した木星が凄い!CGではありません。


NASA 木星探査機ジュノーとは
ジュノ―は2005年6月9日にニュー・ホライズンズに続くニュー・フロンティア計画の一環として採択された木星の探査を行う宇宙探査機である。木星の調査はこれまで多く望まれていたが、一度も承認されていなかった。また類似している探査計画も採択されることはなかった。より探査内容が限定された内部構造と木星の内部動的進化(INSIDE Jupiter)案のエウロパオービターは2002年に中止された。最大の調査規模であったこのミッションは2000年代初頭に進行中であったが、資金の問題によりESAのIcy Moons Explorerに変更された。
ジュノーは2011年8月5日、アトラスVロケットで打ち上げられた。 2012年8月30日、地球スイングバイへ向けた最初の軌道修正が行われたが、エンジンの噴射後に推進剤の圧力が想定より高くなるトラブルが発生したため2度目の軌道修正を延期した。10日後の同年9月14日に2度目の軌道修正が行われた。 2013年10月9日、ジュノーは地球表面から558kmまで接近し、スイングバイで時速12万6000kmから時速14万kmに加速した。最接近の10分後ジュノーは何らかの故障を検知してセーフモードになり10月11日までこの状態が続いたが、軌道の変更自体は成功しジュノーは木星へ向かう軌道に乗った[4]。2016年7月5日に木星を周回する軌道に入った。53日間の軌道を3度周回し、2016年12月11日にサイエンス軌道と呼ばれる14日間の極軌道に入る予定だった。しかしジュノーのメインエンジンに問題があると懸念されたため、12月11日の軌道投入を中止し、ジュノーは木星の探査活動を53日間の軌道上で行うこととなった。今回のミッションは、木星の起源と進化を明らかにすることで、太陽系の始まりについての理解を深めることが目的とされている。
ジュノー (探査機) – Wikipedia
【4K】CG無しの全て実写!超美麗・木星映像 ジュノーが捉えたNASAが厳選した画像All live-action Jupiter footage carefully selected by NASA
ジュノーは2021年07月31日に墜落する?
2017年2月18日、NASAはジュノーが同年2月2日に木星の南極上空を通った際に撮影した木星の写真を公開した。
ジュノ―は木星での37回の周回を終え、2018年2月に終了する予定だったが、NASAは2021年7月までのジュノーの運用期間延長を承認した。現在、ジュノーには運用終了からデータ解析を含めたミッション終了の2022年までの資金が提供されており、これによってジュノーは主要な科学目的を達成することができる 。ジュノーは、任務を終えたとき意図的に木星の大気圏に突入させ処分することになっている。これは、ジュノーに付着している地球の微生物を生命の存在の可能性があると考えられるエウロパに持ち込み、エウロパの環境を汚染してしまう危険性を排除するためである。
ジュノー (探査機) – Wikipedia
NASA:新たな科学が木星から(日本語字幕)
木星の一日は10時間。高速に自転することでジェット気流が発生している。

NASAの探査機「ジュノー」によって、木星の赤道領域の大気を構成する分子の約0.25%が水であるとのこと。過去の探査では木星には水が極めて少ない可能性が示唆されていましたが、その量は予想以上に多いですね。
木星大気内における水の量の正確な値は、過去数十年にわたり惑星科学分野における課題の一つとされてきた。木星は太陽系の惑星のなかで最初に形成されたと考えられており、太陽に取り込まれなかったガスや塵の大半が含まれるとみられている。木星がどのように作られたかだけでなく、木星の気象学や内部構造にも、水の量は重要な意味を持つ。しかし、大気の奥深くに存在する水の量を正確に観測することは長年困難だった。
1995年12月、探査機「ガリレオ」がミッションの最後に木星大気内へと降下していきながら、深さ約120km(気圧約22000hPa)の領域における大気中の水を計測し、その量が予想されていた値の10分の1ほどしかないことを明らかにした。また、水の量が、最も深いところで増加しているらしいこともデータから示された。非常に深いところでは大気がじゅうぶんに混ざり合っていて水の量は一定だと理論的に考えられていたことから、この増加は驚くべき結果であった。
米・カリフォルニア大学バークレー校のCheng Liさんたちの研究チームは、NASAの探査機「ジュノー」による観測データを用いて、木星の大気中の水の量を調べた。ジュノーは現在、53日周期で木星を周回しながら、様々な機器を用いて観測を行っている。そのうちの一つであるマイクロ波計測器「MWR(Microwave Radiometer)」は、6つのアンテナを使って様々な大気の深さの温度を同時に計測可能であり、その温度データから水の量を見積もることができる。
探査機ジュノー、木星大気中の水の量を調査 – アストロアーツ
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